津軽三味線の上達法〜上達する人しない人〜

こんにちは。

津軽三味線 唄うたいの「つむぎ人HIDE」です。

津軽三味線練習してますか?

「してるよ〜!」

って声が、聞こえてきそうです。良かった良かった!

「でも、どれだけ練習しても上手くならない!もうやめたい!」

って声も、かなり聞こえてきそうですね!

わかりますよ。その気持ち!

何を隠そう僕も、今だにやめたくなる事ばかりです。ははは!

「上手くいったな!」と思っても、「また下手になっている!」

と、その繰り返しなんです。

でも、大丈夫。

全ては、気持ちの持ち方と効率の良い練習法が解決してくれます。

ということで、今回は上達する為に特に大事なメンタル面について、お話しします。

「上達する人しない人」そして「その練習法の違い」

というふうにまとめて、解説したいと思います。

本当に上手くなってない?

 

三味線が上達しない、と嘆くあなた。

初めて三味線を握った時と比べて、全く上達していませんか?

そんな事は無いでしょう!

人間とは、自分の上達には気付きにくいものなんです。

何故なら、自分より上手な人を目標にして、その人と比べるからですね!

そして、

「自分は、まだまだだ!」

「自分には、才能がない!」

「もう、やめてしまいたい!」

なんてことを、考えてしまいます。

 

ちょっとまって下さい。

「あなた、津軽三味線の演奏めちゃくちゃ上手じゃないですか!」

「あなたは、周りの後輩さんにとっては、憧れの先輩なんですよ!」

と、声をかけたくなります。

津軽三味線は、凄く練習しないと上達しません。

例えば、最近ちょっと練習が足りてなくて、腕が落ちているように感じたとします。

でも、それより以前のあなたと比べれば、かなり上達しています。

これだけ頑張って練習してきて、これだけ演奏できるまで上達してるのに、諦めてしまうのは勿体無いじゃないですか!

で、実はこれが「津軽三味線、上達の為の極意その1」であります。

 

まずは、「自分が凄く頑張って、凄く上達して来た」ことを認めてあげましょう。

そして、「自分を以前の自分と比べ、上手くなっていること」を褒めてあげましょう。

すると、どんどんやる気が出て来て、練習にも身が入ります。

そして、どんどん上達するという算段ですね!

 

津軽三味線はどのくらい練習すると、上達しますか?

よく聞かれる質問です。

先ず、聞かれるのが「いつから三味線をやってるの?」「いくつくらいからやってるの?」という質問です。

僕は、「三味線歴は5年程、津軽三味線歴は10年程で、合わせて15年程です。」と答えてます。

まあ、三味線を弾いていた経験値としての目安くらいにはなるとは思います。

でも、大事なのは密度ですよね!

で、次に聞かれるのが「1日何時間くらい練習してるんですか?」です。

僕も「この人、演奏うまいな〜!」と思った人にはつい聞いてしまう質問です。

で、僕は「そうですね!集中して練習する時は、1日に8時間くらいぶっ通しで練習することがよくあります。」と答えます!

半分は本当ですが、半分はウソです。

8時間といえども、大概途中で何回も休憩してます!

最近では、途中で津軽三味線の動画を検索したりすることも増えているので、実際は半分も練習出来てないかもしれません!ははは!これではダメですね!

では、いったい何時間くらい練習をすれば、三味線は上達するんでしょうか?

上達とは、今まで出来なかったことが、出来るようになることです。

でも、この質問はナンセンス(意味のない質問)ですね。

しかし僕は、あえてこのナンセンスにチャレンジしたいと思います。

三味線の技術は、合計「20時間」も練習すれば、必ず上達します。

繰り返しお伝えします。上達とは、今まで出来なかったことが、出来るようになることです。

つまり、ひとつの演奏技術をマスターするのに、20時間はかかると言うことです

例えば、右手にバチを持つ練習をするとします。

しかし、初めて練習するときはうまく持てません。

見よう見まねで何とか、持てたとします。そして、三味線を構えとりあえず弾いてみます。

「スカっ!」とまったくうまく当たりません。ここまで、時間にして30っ分かかったとします。

この30分は練習時間にカウントされるんでしょうか?

成功する確率の無い練習は、何時間練習しても成功には繋がりません。

間違った練習を何時間繰り返しても、上達にはつながらないと言うことです。

気をとりなおしてもう一度、チャレンジします。今度は10分弱で何とかバチを持てたとします。

そして改めて、三味線を構え弾いてみます。「ベーン」今度は何とか音を鳴らすことができました。

バチもしっかり握れています。続けて、もう一度「ベーン」鳴りました。

ここまででちょうど10分です。

この10分は文句なしにカウントしても大丈夫でしょう。

この10分の練習を6回繰り返しました。

すると合計60分なので、この日は1時間練習に取り組んだことになります。

そして、この練習を20日間休まずに続けました。

これで、この練習に費やした時間が20時間です。

いかがですか?彼が、確実にバチの握り方をマスターできるのは想像できるでしょう?

しかし、この解答自体がナンセンスですね。意味のない練習時間を差し引いています。

それに、意味のない練習が上達には繋がらなくとも、新たなチャレンジには繋がっています。

ま〜、自分の解答に自分でツッコミ入れても仕方がないですが。

 

続いて、超一流の津軽三味線奏者になる為には、合計「1万時間」は練習が必要だと思います。

超一流の津軽三味線奏者になるためには、必要な技術知識楽器の管理人前で演奏するということなど、習得しなければならない事が、500通り位はあるということでしょうか?

まあ、これは大雑把な話ですが。

 

でも実際には、ただやみくもに何時間も練習すれば、上達するというものではないです。

いかに、効率よく練習するか?が重要になって来ます。

ポイントを絞って、「繰り返し繰り返し」練習することが効率的です。

そして、せっかく練習した内容、習得した技術を手放してはだめです。

要するに、練習をサボると出来るようになった高度な技法も、またすぐに出来なくなってしまいます。

1日に8時間程、一生懸命練習してひとつの技法を習得したとします。

でも、次の練習が一週間後だと、ほとんど忘れてしまいます。

前回、一生懸命練習して出来るようになった技法が、まったく出来なくなってしまったりします。

また、1からの練習になるので、効率が良いとは言えません。

たとえ、1日1時間の練習であっても、毎日さぼらず練習しましょう。

必ず技術は積み重なり、かなり上達するはずです。

しかし、これがなかなか出来ません。

習い始めは、面白いので続けての練習にも熱が入ります。

それに比べ、月日が経ち上級テクニックを身につけようと頑張っている頃は、それまでのように簡単には行かなくなってきます。

握力や構えなど、必要な体力が足りていなければ、なかなか上達にもつながらないでしょう。

進歩の度合いや、他人からの評価がなければやる気も減ってきます。

マンネリ化も練習に熱が入らなくなる要因です。これらの事を払拭して気持ちを奮い立たせます。

僕の場合、大会で優勝するところを想像するとか、可愛い女の子に褒めてもらうところを想像するとか。

どんな、不純な動機でもよいので、自分が1番嬉しことを想像するとよいでしょう!

でも、思いついたように三味線を手にしても、以前より弾けなくなっているかもしれません。

この頃が、一番の分岐点かも知れませんね!

人が「さぼる」理由を上げだしたら、きりがありませんね。

そして、これらを克服できた人が、メキメキと上達することは間違いがないでしょう。

僕のように、不純なことをいっぱい想像して、なんとかこの時期を乗り越えて下さい。

しかし、実際はこれを乗り越える人というのは1割にも満たないのです。

ピラミットの頂点に立つ人は、ほんの一握りの人しかいません。

では、この分岐点はどこにあるんでしょうか?

その答えは、簡単です。

津軽三味線の上達に必要なのは「何時間練習したか?」では、ありません!

「せっかく練習して習得した技術を、忘れてしまう前に必ず、また練習する。」です。

そう!「毎日、練習する!がこれにあたります。

難しいんです。これが難しいんです。

でも、あなたは「上達」したいんでしょう!

これしかありません。

たったこれだけの違いが、「上達する人としない人」をわけているのです。

プロのたゆまない努力とは、「毎日、練習する!」です。

で、練習を辞めた瞬間からその技術は、どんどん衰えていきます。

それは、例えプロでも同じことです。

その技術を維持するため、いいえ、それ以上の技術を身につけるため!

プロでも、毎日練習しているんです。

僕の師匠は、色んな大会で優勝しまくっている人なんですが、いつお会いしても必ず三味線を抱えていてます。

そう言うことですね。これが「津軽三味線、上達の為の極意 その2」であります。

 

集中して練習してますか?

次に大事なことが、「集中して練習」するということです。

集中するとは、ひとつの課題に絞って練習することを言います。

どういうことかというと、ふたつのことを同時に練習しないということです。

これが出来ないと、幾らトレーニングを繰り返しても、上達にはつながりません!

いくら頑張ってもうまくなりません!

まずは、課題を決めます。

ひとつの課題をきめたら、習得するまで脇目もふらず集中して、練習に取り組んで下さい。

 

例えば「ツボを外さない練習をする」と決めたなら、それだけを集中して練習して下さい。

それ以外のことは全て、忘れて下さい。

そのときは「姿勢が」とか、「バチの角度が」とか「音色が」とかは一切、考えてはいけません!

何も考えなくても、自然と「ツボを外さず、弾けるようになるまで」です。

「ツボを捉えること」だけを考え、「繰り返し繰り返し」練習します。

「バチが滑っても」「顔がゆがんでも」気にしない!

とにかく「ツボを捉えること」だけを忠実に練習して下さい。

そして「ツボを捉えること」をモノにして下さい。

わかりましたね!

これが「津軽三味線、上達の為の極意 その3」であります。

 

最後に、本番が1番大事な練習と考えて下さい。

今回は練習方法についての解説なので、本番(発表会や大会)にはあまり、触れていません。

しかし、大事なのは、やはり発表会であり大会でしょう。

人前で、演奏を披露する事でしょう。

人前での演奏は、本当に緊張するものです。

そして、なかなか実力を発揮できないものです。

こんなはずじゃなかったのにと、どんどん自分の評価を下げてしまいがちです。

これもまた、上達する人しない人の分岐点と言えます。

「上級者と今の自分を比べる」ことは、絶対にやめて下さい。

上達する人の特徴は、以前の自分と比べて「今日は凄く成長した!」と考えます。

「出場して本当によかった!自分はよく頑張った!」と精一杯自分を褒めてあげます。

そうして、どんどん津軽三味線を、好きになります。

どんどん練習を好きになります。どんどん、人前で演奏する事をすきになります。

 

まとめ

今回は、津軽三味線の上達する為の練習法について、解説させていただきました。

そして、上達する人としない人では、その練習法に分岐点があるということです。

上達する人の練習法について、まとめてみます。

 

津軽三味線、上達の為の極意その1

上達する前の自分と比べ、上達したことを素直に喜ぶ
そして、練習が好きになり一生懸命練習に取り組む。

津軽三味線、上達の為の極意その2

毎日、練習する。
習得した技術が積み重なっていく。

津軽三味線、上達の為の極意その3

ひとつの課題に絞って、集中して練習する。
ひとつずつ確実に上達していく。

 

上達しない人その1

他人と比べて、自分は下手だと決めつける。
そして、練習しても上達しないと考え、練習が嫌いになっていく。

上達しない人その2

気が向いた時に練習する。
せっかく習得した技術も、次に練習する頃にはすっかり忘れる程、時間が空いてしまう。
また、いちからの繰り返しなのでなかなか上達しない。

上達しない人その3

次から次と移り気的に練習するので、ひとつのことが身に付かない。

二つ、三つの課題を同時に練習しようとするので、練習自体が上手く行かない。

 

いかがですか?

練習に集中していると、毎日いろんな事に気付くものです。

あなたも、きっとこういうことを考えながら、練習に取り組んでいるんだろうと思います。

でも、つい忘れてしまうんですよね!

ふとしたきっかけで「あぁ、そうそう!毎日練習しなきゃ!」とか、思い出します。

そんな内容を、上達の為の極意として、まとめてみました。

また、「上達する人しない人の分岐点」として、上達しない人の練習の仕方もまとめたみました。

できれば、この「上達の為の極意」だけでも、プリントアウトして、練習室に貼っておきませんか?

そして、確実に上達していく喜びの中で、どんどん練習が好きになっていくあなたが想像出来ます。

あなたも私も、大好きな津軽三味線の演奏スケジュールで溢れた毎日が訪れますように!

by つむぎ人 HIDE